教学寺について
教学寺は山号を紫雲山とする、
浄土真宗本願寺派の寺院であります。
開基住職が、
大正7年に布教伝道・聴聞の道場である本堂を
現在の戸畑の地に建立したことに始まり、
それから100余年を、
この場所で多くのご門徒の皆様と
浄土真宗のみ教えを拠り所としながら、
共に歩んでまいりました。
目まぐるしく変化する現代社会でありますが、
人が亡き方を想う気持ちは今も昔も変わりません。
深い悲しみ、そして大きな大きな感謝の思い。
それは、故人様と
この世で尊いご縁をいただけたという
証に他なりません。
その尊いご縁がどこまでも続いていく。
そう聞かせていただくのが、
仏教の「み教え」であるといただいております。
故人様を偲びつつ、
「み教え」を共に聞かせていただく、
大切なご縁である法要・仏事を、
真心を込めてお勤めさせていただきます。
また、「後継者不在による墓じまい」
「負担の少ないお寺との付き合い方」など
時代の変化による新たなご相談に対しても、
寺院として出来ることは何かを誠心誠意考え、
共に向き合ってまいります。
ご門徒の皆様、地域の皆様、
そしてこれからご縁を結ばせていただく皆様から
必要とされるお寺としてあり続けられるよう、
いっそう精進してまいります。
教学寺が大切にしている三つの関わり
二、地域との関わり
動物の譲渡会や、マルシェなどの催しを予定しています。
宗教に対する懐疑的な考えを持つ方が少なくない現代において、様々な活動を通じて、
地域の皆さまにとって開かれたお寺であり続けたいと考えています。
三、幼稚園との関わり
境内地において、70年以上にわたり幼稚園を運営してきました。
一般的な幼児教育とお寺独自の宗教教育のバランスを考えながら、
「ちかいのことば」を基本に、これからも幼児教育に取り組んでまいります。
ご法要
教学寺では、春秋の彼岸会法要やお盆法要の際に、ご門徒様にお位牌や過去帳をご持参いただき、
皆様と一緒にご先祖様を偲ぶ機会を設けております。
ご法要を通じて皆さまとご一緒に仏縁に遇わせていただけることを、心より感謝申し上げます。
◯法要一覧
- 3月
春季彼岸会・永代経法要
- 5月
宗祖親鸞聖人降誕会法要(教学寺幼稚園「子ども降誕会」と併修)
- 8月
盆法要
- 9月
秋季彼岸会・永代経法要
- 12月
宗祖親鸞聖人御正忌報恩講(教学寺幼稚園「子ども報恩講」と併修)
◯承っているご法事・仏事
満中陰(四十九日)法要/百箇日法要/初盆法要/
一周忌/三回忌/七回忌/十三回忌/十七回忌/二十五回忌/三十三回忌/五十回忌
その他、納骨法要、入仏式(仏壇開き)、閉眼法要(仏壇閉まい)、
建碑式(お墓を建てた際のお勤め)なども承っております。
月忌参り
毎月のご命日にご門徒様のお宅へお伺いし、それぞれのお仏壇の前でお勤めをさせていただいております。
故人様をご縁にお勤めをご一緒させていただく有難さはもちろん、お勤め後にお互いの近況報告やご相談など、
ゆっくりお話しをさせていただける、心地よく貴重なお時間です。
教学寺のご本尊
教学寺のご本尊は「阿弥陀如来」様です。
昔から「アミダ様」や、
親しみを込めて「親さま」とも呼ばれる仏様です。
阿弥陀如来様は、私たち一人ひとりを
「かけがえのない尊い命」としてみてくださり、
いつでもどこでも共に歩んでくださいます。
そして、この世での命尽きた時には、
お浄土へとお連れくださり、
私をさとりの身へと仕上げてくださるのです。
「我に任せよ。あなたの命を必ず救う」という
仏様の確かなお約束に抱かれて、
私たちは限りある命を
安心して生き抜かせていただけます。
山門を入って右にある「鐘楼堂」には、
浄土真宗の開祖である
「親鸞聖人(しんらんしょうにん)」の銅像があります。
今から約800年前に浄土真宗を開かれ、
お念仏の「み教え」を伝えていくことに、
生涯力を尽くしてくださいました。
聖人の凛々しいお姿を見上げるたびに、
お念仏と共に、力強く歩む人生を
私たちにお示しくださっているように感じます。
なお、当山では聖人の生前のご恩に報い、
感謝させていただく報恩講を、
毎年12月に行っております。
教学寺の歴史
開基住職である古澤教哲は、
大分県の「龍泉寺」に生まれます。
龍泉寺は、大分県西国東郡
(現在の大分県豊後高田市)にあった
臨済宗の寺院。
昭和後期に廃寺となりましたが、
かつて境内にあった石塔が、
大分県豊後高田市にある古代文化公園に
「龍泉寺国東塔」として今もなお遺されています。
古澤教哲は14歳にて得度し、僧侶となります。
進学卒業後、大阪を中心に
4年間の布教活動をしたのち、
大正7年8月に、現在の戸畑の地に本堂を建立。
そして、大正10年には本堂を
浄土真宗木辺派錦織寺として開基し、
その4年後である大正14年に、
浄土真宗本願寺派へと転派したことをきっかけに、
寺号を「教学寺」と改め、現在に至ります。
宗 旨
- 宗名
浄土真宗
- 宗祖
親鸞聖人
- 宗派
浄土真宗本願寺派
- 本山
龍谷山本願寺(西本願寺)
- 本尊
阿弥陀如来(南無阿弥陀仏)
- 聖典
釈迦如来が説かれた「浄土三部経」/
親鸞聖人が著述された主な聖教 /
中興の祖蓮如上人のお手紙「御文章」- 教義
阿弥陀如来の本願力によって
信心をめぐまれ、念仏を申す人生を歩み、
この世の縁が尽きるとき
浄土に生まれて仏となり、
迷いの世に還って人々を教化する。
住 職
古澤維教
1983(昭和58)年生まれ
- 2002
福岡県立戸畑高等学校卒業
- 2006
私立龍谷大学文学部真宗学科卒業
- 2007
本願寺勤式指導所にて特別法務員資格取得
行信教校にて数年学び、帰山- 2023
教学寺幼稚園園長に就任
- 2023
教学寺住職に就任
交通アクセス
- お車をご利用の場合
北九州都市高速 枝光ICより10分 /
戸畑ICより3分(駐車場完備)- 電車をご利用の場合
JR鹿児島本線 戸畑駅から徒歩10分
(小倉駅 ⇄ 戸畑駅7分)- バスをご利用の場合
西鉄バス 「浅生通り」徒歩2分
北九州市営バス 戸畑駅から「浅生通り」徒歩2分